プロフィール

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薩川 奈々 Satsukawa Nana

【資格】
臨床心理士(登録番号:23027)
公認心理師(登録番号:12877)

 

【所属】
日本心理臨床学会
日本臨床心理士会
静岡県公認心理師協会(旧静岡県臨床心理士会)


【経歴】
<学歴>
慶應義塾大学文学部人文社会学科心理学専攻卒業

青山学院大学大学院文学研究科心理学専攻臨床心理学コース博士前期課程修了

<職歴>
精神科病院に9年勤務し、外来及び入院患者の心理面接を担当
年齢層は10代~70代、うつ病、躁うつ病、統合失調症、摂食障害、不安障害、解離性障害、発達障害など多岐にわたる疾患の治療を経験

<その他>
精神科デイケアスタッフ
企業内メンタル相談
不登校児童のメンタルサポーター

 


【講演・セミナー】
静岡県舞台芸術センター(SPAC)ハラスメント予防研修『パワハラが発生する構造的要因』 2023年12月
静岡県舞台芸術センター(SPAC)ハラスメント予防研修『パワハラが発生する個人的要因』 2023年9月

静岡県舞台芸術センター(SPAC)ハラスメント予防研修『被害者にも加害者にもならないためのアンガーマネジメント』 2022年10月
はままつはたらくWomanプロジェクト 女性のための就活セミナー『簡単!不安を取り除く方法』 2021年11月
ラペック静岡メンタルヘルス講座『こころの病の基礎知識』 2021年10月
ラペック静岡メンタルヘルス講座『カウンセリングから学ぶ傾聴力』 2021年8月
はままつはたらくWomanプロジェクト 女性のための就活セミナー『就活を乗り切る!ストレスケアと人間関係のコツ』 2021年7月
ラペック静岡メンタルヘルス講座『自分でできるメンタルケア ~ストレスと上手につきあう~』 2021年7月
静岡県舞台芸術センター(SPAC)ハラスメント予防研修『ハラスメントの基礎知識と表現の世界に求められること』 2021年7月
静岡地方裁判所健康管理講習会『コロナ禍におけるメンタルヘルスについて ~怒りの感情と上手に付き合うアンガーコントロール~』 2021年2月
静岡市清水商工会経営セミナー『コロナ禍での従業員のメンタルヘルス対策』 2020年8月



【業績】(※タイトルは一部改変してあります)

<研究論文>
薩川奈々(2010) 他者との関わり方から見た、対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデルにおける性格特性と精神的健康の関連 青山学院大学大学院修士論文
薩川奈々(2010) 青年期における対人恐怖心性と自己愛傾向の相互関係について―文献レビュー― 青山学院大学心理臨床研究第10巻
薩川奈々(2008) 情動的ストレスが記憶に及ぼす影響における、スキーマに対する項目の一貫性の効果 慶應義塾大学卒業論文

<学会発表>
薩川奈々(2019) 母から絶縁された摂食障害女性との心理面接過程―分裂を生き延びるということ― 国際力動的心理療法学会第24回年次大会 事例スーパーヴィジョン
薩川奈々(2018) 金銭的問題を抱えた摂食障害女性との面接過程―愛情を得るためのパフォーマンスから自分の価値を見出すまでの道のり― 日本心理臨床学会第37回大会 事例研究
伊東裕司・三浦大志・薩川奈々・山崎優子・仲真紀子(2007) 裁判員の判断に被告人の職業・経歴などの情報が及ぼす影響:認知欲求との関連 法と心理学会第8回大会


<研究会発表>
薩川奈々(2018) Thとの分離不安を知性化で防衛する女性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2018) 過去の被虐待体験に苦しむ女性の事例 横浜精神分析研究会 症例検討
薩川奈々(2017) 激しい敵意を持つ適応障害女性の事例 横浜精神分析研究会 症例検討
薩川奈々(2017) フロイト全集『快感原則の彼岸』 横浜精神分析研究会 文献講読
薩川奈々(2017) フロイト全集『ある幼児期神経症の病歴より[狼男]』 横浜精神分析研究会 文献講読
薩川奈々(2017) 「優等生のまま来てしまった」女性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2016) 性被害への対応について 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2016) 惨めさを嘔吐する女性の事例 横浜精神分析研究会 症例検討
薩川奈々(2015) 「臨床心理学」を学ぶ女性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2015) 強迫性障害女性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2015) 対人恐怖の男性の事例 静岡ロールシャッハ研究会
薩川奈々(2014) 解離性同一性障害と診断された男性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2013) 知的障害・てんかんの男性の事例 静岡ロールシャッハ研究会
薩川奈々(2013) 「寂しい、拠り所が欲しい」と言う女性の事例 駿河心理臨床セミナー
薩川奈々(2012) ADD疑いの女性の事例 静岡ロールシャッハ研究会
薩川奈々(2011) 自己愛性人格障害女性の事例 静岡ロールシャッハ研究会


 

【主な技法】
精神分析を理論的な背景とした力動的心理療法を中心に実践しています。治療者との間に生じる様々な情緒的交流を材料に、心の奥底の感情に気づいていく過程に最も関心があります。
その他、ご相談内容に応じて来談者中心療法、認知行動療法、解決志向アプローチなども行っています。


もっと自分を知りたいと思うようになったのは中学生の頃でした。
どうしても克服できないこと、自分だけがこだわっているように見えること、時々なぜかふと思い出すこと。
この世で最も深遠な人間のこころを追究したいと、心理学の道を志すようになりました。
臨床心理士としてたくさんの方のカウンセリングを担当していて思うのは、即時的な解決や場当たり的な対処ではこころの虚しさを乗り越えることはできないということです。
自分の本質的な弱さや苦悩に真摯に向き合うことで新たな自分に出会い、より豊かな人生になる可能性が開かれるのだと思います。
時に苦痛を伴うこともありますが、自分をごまかさずに人生を見つめてみたいという方のお手伝いができればと考えています。