利用者の内訳

これまでに当ルームのカウンセリングを利用された方の性別、年齢、職業などの統計を掲載しています(2020年11月現在)。

 

1. 性別

女性の方が多く利用されています。悩みを抱えたとき、自分の中で問題解決をしようとする男性に対して女性は他者に情緒的な共感を求める傾向があることから、女性の方がよりカウンセリングに対してアクセスしやすいようです。また担当者が女性であることから、同性の方が話しやすいと感じる方も多くいます。

 

2. 年齢

30代が最も多く、次に20代、40代、50代と続きます。独身で今後の進路を模索したいという世代と、子育てや家庭生活とともに人生を見つめ直したいという世代のいずれも同程度に利用されている印象です。

 

3. 職業

半数以上の方が一般企業にお勤めの会社員です。なお、この中には看護師、薬剤師、介護福祉士、保育士などの専門的職業の方も多数いらっしゃいます。その次に自営業、公務員、無職と並んでいます。なお、無職の中には求職中という方も含まれます。カウンセリングを利用するにはある程度の経済力が必要であるため、収入も貯蓄もないとなると継続は難しいかも知れません。

 

4. 精神科・心療内科通院状況

精神科・心療内科の受診歴はない、抵抗がある、これといった症状はないが話を聴いてもらいたいという方が圧倒的に多いです。一方で、医療機関で薬物療法を受けながらカウンセリングを併用している方も一定数いらっしゃいます。また、過去に受診していたことがあるが現在はしていないという方もいらっしゃいます。全体的に、症状がほとんどないか、あったとしても軽度という方が多いです。

 

5. カウンセリング経験

過去にカウンセリングを受けたことはなく全く初めてという方が大半です。カウンセリングに興味はあるけれど抵抗がある、抵抗があるけれど一人ではどうにもならない…と長い期間逡巡し、勇気を出して申し込んだという方がとても多いです。
まだまだカウンセリングを利用することのハードルが高いことが窺えますが、もっと気軽にカウンセリングを利用しても良いという風潮が浸透すると良いと思います。

 

6. 終結までの回数

1回のみで終了される方が半数以上です。混乱している気持ちが整理できると多くの方は1回でも満足されます。
初回で何らかの手応えや可能性を感じたり、もう少し時間をかけて自分のことを探求したいと感じたりした場合は、継続面接に移行します。回数を重ねていくと徐々に自身の課題が明確になり、自分の力だけでやってみようという自信がつき、2回~10回程度で終結を選ぶという方が多いです。
11回以上継続されている方は、「カウンセリングに行く」という行為が生活の中でパターン化され、心身の健康を維持するためのライフスタイルになっている方が多い印象です。

 

7. 主訴

グラフは申し込みの段階でご本人が「現在困っていること」として訴える相談内容です。しかし、お話を聞いてみると、どれか一つだけということはほとんどなく、多くの場合は複数の事柄が関連しています。カウンセリングが進展するにつれて自身の新たな課題に気づくということも多々あります。
人間関係の悩みが最も多く、この傾向は今後も変わらないでしょう。その中でも恋愛・夫婦といったパートナーとの関係に悩みを持つ方が多いです。喜怒哀楽といったあらゆる情緒を味わい共有するパートナーとの関係を通して、自分の生き方を見つめ直す機会を得ることにもなります。そしてこれは家族や同僚との関係についても言えることです。